お知らせ


Ozacuit SimpleOzacuit Fixed Resister【固定抵抗】

平素より尾﨑塾にご高配を賜り厚く御礼を申し上げます。本年もあと僅かになりましたが、1年間有難うございました。

 

さて、今年の最後にOzacuit Fixed Resister(固定抵抗)を使用時の人工呼吸器のGraphic patternの変化を考えたいと思います。実証は来年早々(20221月中旬)にフクダ電子様のご支援をうけてSERVO Uで実験する予定で、その結果を公表致します。その前に、今回、私が考えた変化を呈示させて頂き、皆様からご意見ご指導を頂戴したいと思います。

 

気道抵抗による換気様式の変化は、Graphic上で確認することができます。しかし、通常の抵抗実験では呼吸回路に細管の抵抗を1箇所で組み込むために(TTL,SASなどのmodel lung)、吸気抵抗と呼気抵抗が1呼吸サイクルに同時に発生します。これによって、吸気抵抗による変化が呼気に影響を及ぼし、逆に呼気抵抗の変化は次の吸気に影響を及ぼします。たとえば、吸気抵抗によって、吸気量が減少すると、その際の呼気量も減少することになり、これによって呼気時間が短くなるという影響が認められます。しかし、従来の抵抗実験では呼気抵抗も同時に発生するので、呼気時間の変化を正確に把握することができません。逆に、呼気抵抗によって内因性PEEPが発生すると、次呼吸の吸気量・吸気流量に影響してしまいます。

 

したがって、尾﨑塾では吸気抵抗と呼気抵抗によって起きる変化は、別々に検討すべきと考え、一方弁付回路であるOzacuit SimpleとリークのないOzacuit Fixed Resister(固定抵抗)の組み合わせで学習することを推奨致します。

 

そこで、私が考える変化を図に示しましたので、正しい理解であるかどうか、チェックして頂きたいと考えております。来年早々にフクダ電子様で実証実験を実施し、今回報告を修正させて頂く予定にしております。しかし、それまでに、ご指摘や間違いがあれば訂正をしたいと考えております。

 

ご意見ご指導は2022115日までに尾﨑塾HP内のお問い合わせページ(お問い合わせ)、もしくは公式メールアドレス(ozakiseminar.official@gmail.com)からお願い致します。(尾﨑塾HPhttps://www.ozakiseminar.com/

 

是非とも皆様のご指導ご鞭撻を頂戴したいと切望しておりますので、何卒、よろしくお願い申し上げます。

 

 

20211222

 尾﨑塾 代表 尾﨑孝平