徹底理解 血液ガス・酸塩基平衡教室

初心者レベルに必要な部分の徹底理解を目指します。

当セミナーでは、一定の理解度を達成できるまで、希望者を対象に、

時間の許す限り補習を行い、質問を受け付けます。

ータイムテーブルー

受付開始 8:30
会場諸注意・説明 8:55
午前講義 9:00〜12:00
(血液ガスの基本・酸素療法)  
昼食 12:00〜12:40
午後講義 12:40〜16:20
(酸塩基平衡の基本)  
練習問題 16:20〜17:15
補習講(希望者無料) 17:15〜可能な限り

★配布テキスト

講義のパワーポイントのスライド資料

持参物  

筆記用具と電卓

当セミナーでは実際に練習問題を解いて頂きます。

講演内容は、「血液ガス・酸塩基平衡教室:尾崎孝平著メディカ出版2009」です。

購入されて十分に内容が理解できた方、もしくは末尾練習問題上級編を正解できるレベルの方は受講不要です。



内容紹介: 血液ガスと酸・塩基平衡データが読める!

 

 呼吸療法の中で「何が嫌いか、何が判らないか」と尋ねると、多くの参加者が「血液ガスと酸塩基平衡」と答えます。必要不可欠な知識でありながら、一人で学習するには難解であり途中で挫折しやすい項目です。

 一方、講義する側にとっても「血液ガスと酸塩基平衡」は、初心者に上手に分かりやすく解説することが難しい項目です。ここ数年、何とかわかり易く講義しようと努力をするなかで気付いたことがあります。苦手意識をもつ方々に共通する点は、血液ガスや酸塩基平衡を数式や抽象的なものとして捉え、身の回りや体内で起こっているにもかかわらず、どうしても具体的にイメージできないという特徴です。

 酸素や二酸化炭素は透明な気体であり具体的に把握することは確かに難しいと感じます。しかし、私達は常にその気体の中で生活していて、気体(ガス)を知ることは私達の生活を知ることとも言えます。つまり、私たちの身の回りはガスの反応に満ち溢れ、これらに私達は日常生活で毎日遭遇しています。たとえば、高層ビルのエレベーターに乗れば気圧の関係で耳がツーンとなり、高い山では空気が薄く感じられ、貴方が換気の悪い作業現場に行けば死亡する危険に曝されます。これらは血液ガスの知識を持つことによって成因を理解し、正しく対応できるようになるだけでなく、人間が効率よく酸素を利用する機序を理解して、生体の機能に強い感銘を受けることになります。

 酸塩基平衡についても同様に、身の回りで様々な現象を発見できます。たとえば、コーラには私たちの体内の緩衝物質である重炭酸イオン(重曹)が含まれ、そのコップ中で起きている反応も私たち生体が営む緩衝反応も、基本的には全く同じ反応です。そして、緩衝によって生成された酸は呼気中に二酸化炭素となって排泄され、その呼出された二酸化炭素は地球温暖化を促進しています。

 そこで今回、特別企画した尾崎塾講座では、難解だと感じる血液ガス・酸塩基平衡をできるだけ具体的な身近にある題材を使って、受講者が容易にイメージできるように様々な創意工夫を凝らしました。数学化学を忘れてしまった方にも理解できるように、目に見える現象や銭勘定などを例にとってできるだけ平易に解説しました。

 ある程度理解されている読者には、そこまでの解説は不要であるという叱責を頂戴すると思いますが、敢えて詳細に解説します。逆に、初心者が混乱しそうな少し難解な部分には、「深く考えない」「ちょっとアドバンス」という勧告を随所に入れていきます。そして、この「ちょっとアドバンス」の部分は研修医レベルの内容であり、医師レベルでも入門編として活用できる内容となっています。

 さらに、徹底理解と銘打ったこのセミナーでは、可能な限り補習講を行うことにしましたので、一定のレベルに到達してから会場をあとにして頂きたいと思います。

 そして、本セミナーがもっとも期待するところは、「私達の体内の血液ガスと酸塩基平衡の機能はなんと素晴らしい」と感じ、「血液ガスのデータを見るのが楽しみになった」と思って戴けることです。

 

2013年11月5日

尾崎塾 塾長 尾崎孝平